ソラとウミのアイダ 2018年10月よりTOKYO MX/サンテレビ/BSフジ/RCC中国放送他にてTVアニメ放送開始!

SPECIAL

『ソラとウミのアイダ』ゲーム1周年&アニメ放送記念イベントレポート!高橋花林さん、立花理香さん、井上ほの花さんら声優陣6名が登壇し、作品の魅力や世界観を語る!

『サクラ大戦』シリーズなどで知られる広井王子さんが原作を手がける、スマートフォン向けゲームアプリ『ソラとウミのアイダ』。本作の1周年と2018年10月放送開始のテレビアニメの放送を記念して、9月29日(土)文化放送メディアプラスホールで出演声優陣登壇のスペシャルイベントが開催されました。

イベントは第1部と第2部に分けて開催され、第1部では本作の世界への導入となるテレビアニメ第1話の上映。第2部ではその感想や見どころについて声優陣がトークしたり、インターネットラジオステーション<音泉>ほかで配信中の「宇宙漁師候補生がラジオやってみた!宇宙漁業団非公認!花林とほの花とももことソラとウミのラジオ!略してギョギョッとラジオ!(ギョギョラジ)」のコーナーを実施。

本稿ではこのイベントの模様をレポートしていきます。

出演者

  • 高橋花林さん(空町春役)
  • 井上ほの花さん(ルビー・安曇役)
  • 米野真織さん(薪真紀子役)
  • 立花理香さん(村上波乃役)
  • すずきももこさん(櫻舞湖役)
  • 神坂みおさん(美剣真役)
  • 横町藍さん(司会)
原作者・広井王子さんも会場に
まずは本作『ソラとウミのアイダ』の世界観について。なんと世界の海から魚が居なくなってしまったため、水産省がかねてより計画していた“宇宙イケス”の運用をスタートさせます。この宇宙イケスで魚を取る宇宙漁師は男性の立場の方が強いようですが、男女雇用機会均等法が強化されたことによって女性の“宇宙漁師”を求める声が強まり、その候補生が6名選ばれることに。

本作はその候補生たる6名の少女を主役に据えた物語で、第1話では舞台となった広島県尾道を忠実に描きつつも、小型の宇宙挺で“宇宙魚”と呼ばれる魚を捕獲する流れも絡めてありました。まさに本作の世界観がたっぷり詰まったものとなっていました。

上映後に行ったトークパートでは、ステージ上に高橋さん、立花さんら出演声優陣が揃ったところで「笑っていればいい事あるから!」「部長さん、私を使ってください!」など、演じるキャラクターのセリフを交えつつひとりずつ自己紹介。そして集まった部長さん(※本作のファンのこと)たちとコール&レスポンスを行いました。

また本作で声優デビューを飾った真紀子役の米野さんがコメントすることとなり、昨年から1年間にわたって本作を愛してくれた部長さんたちと、ほかのスタッフ&キャストへの想いを語っていました。そして原作者の広井王子さんが会場に来られているということで、自身を真紀子役として起用してくれた感謝を露わに。

そんな広井さんにもステージに上がって貰ったところで話を伺うことに。なんと本作がアニメになると当初は思っていなかったそうで、これも全国の部長さんたちのおかげだと話していました。またアニメは本作の世界観をよく表現できているそうで、ゲームではできなかった“宇宙漁”のシーンは特に印象深かった様子。

はじめから企画には有ったものの、ゲームでは使えなかった宇宙挺“ストライクポッド”や“アプリ召喚”などのアイデアもアニメでは盛り込まれており、大満足の1話だったとのこと。2話以降も6人の候補生たちの活躍に期待しましょう!
アニメで新たに表現された本作の世界観
そうしてイベント最初のコーナー「尾道市役所漁業課アニメ係」がスタート! こちらでは今年6月に配信された本作の生放送番組『ソラウミアワー』の第4回にて、主任として活躍した神坂さんが進行役を担当。しかし、今回はアニメの情報が大漁にあるということで、神坂さんの独断と偏見で補佐役を任命することに。

誰になるかと思われましたが、出演者の間から「立花さん」にやって欲しいという声がひそひそと聞こえてきました。任命権を持つ神坂さんによると、この補佐役の採用理由は「眼鏡が似合うかどうか」の一点のみ。周囲の声の通りに補佐役に任命された立花さんは、どこからともなく眼鏡を取り出し仕事の出来る女性風の出で立ちに早変わり!

「今日はみなさまにアニメのサマリーを説明して、プライオリティのイノベーションにコミットしていきたいと思います」と華麗に横文字を使いこなして見せたところで、6人の候補生たちを一人ずつ紹介していきました。

続いて彼女たちの始まりの物語であるアニメ第1話の感想を会場の部長さんたちに尋ねると、温かい拍手が溢れ好評な様子。その後はアニメだからこそ表現できた本作の世界観を紹介。宇宙漁師たちが漁を行う“宇宙イケス”が球体であるなどは、アニメで明らかになった要素のようです。

また宇宙漁は小型の宇宙挺“ストライクポッド”に搭乗して行う事や、スマートフォンのアプリに様々な力を持った守護神を召喚して助けてもらうことなど、本作ならではの要素を次々と紹介。なお、漁で獲った魚は宇宙ステーション“アホウドリ”に運ばれ、フルオートメーションの工場で缶詰にされ出荷されていきます。

既に候補生の女の子たちが搭乗するストライクポッドのデザインは何名かが公開されていましたが、未だ公開されていないルビーと真紀子の搭乗機のデザインをここで公開! しかしそのためには条件があるようで、該当する井上さんと米野さんはキャラクターのセリフで会場の部長さんを喜ばせなくてはなりません。

ふたりが続々成功したことで公開されるかと思われましたが、なんとすずきさんと高橋さんにも飛び火! おふたりもこのチャレンジを成功させたところでルビー機から順番に公開していきました。

ルビー機はバッド・ビニーというキャラクターのステッカーやウサ耳が特徴。大型の投網ランチャーを装備しており、遠距離の中型魚を捕えられる。

真紀子機は最後期に作られた機体で、他機体より燃費や性能が少しだけ向上しています。装備は二つ折り式の大型電磁ナギナタで、このほかに機体下部に大型釣り竿を装備できるハードポイントが追加されています。

自身の演じるキャラクターの機体を見た井上さんと米野さんが大いに喜んだところで、主題歌情報! オープニングテーマ「ソラとウミのアイダ」について高橋さん、井上さん、すずきさんが聴きどころを語っていったところで、その発売日を公表!

オープニングテーマ「ソラとウミのアイダ」は、この楽曲に加え各キャラクターソングを収録した全6曲のボーカルアルバムとして、11月28日(水)に発売されます。既に収録曲の内4曲は発表済みとなっていましたが、本イベント時点で未発表だった2曲をここで解禁! 1曲目は既にゲームに収録されている「笑ってゆこう」! もうひとつが波乃の歌う「海のLoveSong」!!

「海のLoveSong」はこのイベントが初公開になるとのことで、一部試聴することができました。波乃としてこの楽曲を歌った立花さんも聴いたのはこの会場が初めてだったようで、なぜ波乃がこの曲を歌うことになるのかに注目して欲しいとのことでした。
声優陣がそれぞれの感じた見どころをピックアップ
これまでのコーナーで本作の概要が理解できたところで、声優陣それぞれがアニメで推したいポイントを語っていく「ここを見て!私達のソラウミ推しポイント〜!」を実施。先陣を切った高橋さんが「綺麗すぎる絵」を挙げ、宇宙イケスをはじめとした水の表現や美麗に再現された尾道の風景をピックアップ。

井上さんが自身の演じる「ルビーの登場シーン」とすると、続くすずきさんが「候補生の成長ストーリー」としました。なんでもすずきさん演じる舞湖は、宇宙漁師の訓練についていけないところがあり悩んでいるようで……!?

立花さんが第1話でも見られた「宇宙漁のシーン」としてバトル物としても見られると話し、神坂さんがゲームの仕様を交えて「ゲームでは見られない守護神との繋がり」を挙げます。最後に米野さんが「候補生6人の絆」をピックアップすると、出演声優陣の“絆”が試される企画「新米声優米野が見た!ソラウミのウラ」に移っていきます。

このコーナーでは本作で声優デビューを果たした米野さんが、初めてのアフレコとなった『ソラとウミのアイダ』の現場で見た裏話を暴露していくというもの。

最初にタレコミされたネタは「不純な動機で真紀子役を狙う女性声優R」。なんとこの“Rさん”は熊本弁で話すとモテると聞き、熊本弁を話す真紀子役を狙っているとのこと。

これについてコメントを求められた立花さんは、自身の出身である広島の方言は怖かったりキツかったりすると感じられており、Rさんは熊本をはじめとした九州の言葉は萌えると考えているのではと話していました。

続いては「女性声優M子セクハラ疑惑!狙われたK林ちゃん」。なんとアフレコ現場でみんな仲がいいからこそ、“M子さん”が“K林ちゃん”に行き過ぎたセクハラを行っているという際どいネタです。

コメントを求められたすずきさんは、あくまで憶測としてM子さんは周りの空気に便乗しただけとし、M子さんも被害者なんだとコメント。被害者のK林さんが誰かはわかりませんが、最後に高橋さんにM子さんについてのコメントを求め、仲が良いのでスキンシップはみんな多いながらM子さんだけ妙に手つきがいやらしい、と暴露され、会場は爆笑に包まれました。

場の空気が荒れに荒れた中、一旦仕切り直し、ということで本作の監督を務めた濁川敦さんからのメッセージを紹介しました。

以下よりその全文をお届けします。
監督・濁川敦さんからのコメント
みなさんこんにちは。 監督をやらせていただいております濁川です。

『ソラとウミのアイダ』のアニメを制作するにあたり、原作の広井王子さんに話をうかがい、尾道にロケハンに行き、ゲームの世界観をアニメに落とし込むにはどういうストーリーや、見せ方が良いかとみんなでアイデアを出しあいつつ、アニメらしいワクワク感やドタバタ感が出せたらという方向で進めてきました。

その感じをみなさんと共有できる作品になるように スタッフ一同、頑張って作っていきたいです。アニメ、ソラとウミのアイダ をよろしくお願いします!
賞品を賭けたタイムアタックバトルではまさかの展開に
監督からのコメントを紹介し終えると、今度はゲーム版がピックアップされていくことに。「これであなたもソラウミマスター!ソラウミペディア!」のコーナーでは、ゲームの事前登録を行っていた頃からの1年間を振り返って行く趣向。

フォワードワークスのプロモーション担当・田中さんと一緒に進行していき、“第0回のソラウミアワー”や3月に開催された“AnimeJapan”。コミック版やノベル版などを振り返ると、それぞれ感想を述べていきます。そうしてこの一年の思い出話に花が咲いたところで、実施中のゲーム内キャンペーン情報を改めて告知。

この後に行われた「チーム対抗!ソラウミタイムアタック!」では、高橋さん・井上さん・すずきさんのソラチームと立花さん・神坂さん・米野さんのウミチームに分かれてゲームを使用したタイムアタックバトルで白熱することに。

ルールはWAVE毎に挑戦するメンバーを交代していく形式となっており、一周年記念で実装された“修羅級”のイケスに挑戦し、最終クリアタイムが短かったチームが勝者となります。勝利チームにはご褒美も用意されており、熱いバトルに拍車がかかりました。

結果は順調に3WAVEまでクリアし2分を切るタイムを記録したソラチームの勝利! ウミチームは普段なら嬉しいボーナスWAVEを、よりにもよってタイムアタック形式の本コーナーで引き当ててしまい、1WAVE増えてしまった結果、あえなく敗北。勝利したソラチームには至高の高級ティッシュとロジンバッグが贈られました。ソラウミアワーで散々ブンを失敗し、手汗声優というあだ名をもつすずきさんは早速賞品を使ってティッシュを使用したソラウミプレイを華麗に披露しました。(気になる方は過去のソラウミアワーをチェック!)
ラジオの定番コーナーをイベントでも……!!
最後に実施されたのは、普段から「ギョギョラジ!」で実施している定番コーナーのイベント出張版「ルビーのらくしい日本語講座特別編だぞ〜!」。このコーナーは井上さん演じるルビーが作中で“楽しい(たのしい)”を“らくしい”と読んだことから生まれたもので、似たような読み間違いをしたエピソードや、井上さんが知らなそうor読めなそうな単語をリスナーから募集するという趣。

今回は出張版という事で、「ギョギョラジ!」レギュラーメンバーではない立花さん、神坂さん、米野さんが1問ずつ挑戦しました。また普段の番組で予習している井上さんも、3人と同時にチャレンジすることに。

1問目の「十八番(おはこ)」は井上さん、立花さん共に正解、二問目は「御御御付け」となりました。高橋さんの食べ物だというヒントから、井上さんは自信をもって「ふくじんづけ」と書いていましたが、もちろん不正解! 対決した神坂さんはきちんと「おみおつけ」と読んで正解していました。

ラストの「鳩尾(みぞおち)」は井上さんが「ハトムネ」、米野さんが「しっぽ」と読んでふたりとも不正解に。井上さんは終了時にこれまでの番組でやってきたことを思い出してきたようで、また機会があるようならと自信を覗かせていました。

最後に「ソラウミスペシャルインフォメーション」でBlu-ray&DVDや放送&配信情報、主題歌CD、コミカライズ版のweb連載情報などを告知。ひとりずつ今日のイベントの感想とアニメへ向けての意気込みを述べたところで、高橋さんの音頭で作品の合言葉「次回もガッツリ、お会いしましょう」を叫びイベント終了の時間に。

いよいよ放送となるアニメ『ソラとウミのアイダ』。ゲームからのファンだという方も、アニメから本作を知りちょっと気になっているという方も、ぜひ毎週の放送をチェックしていきましょう!
[取材・文/胃の上心臓]